野に咲く花 [有田]
和歌山県有田市山田原から箕島方面を臨む
今年は例年になく有田川に菜の花が咲き乱れたような気がします。
この写真はもう終わりかけなので淡い黄色ですが、満開の時はそりゃあもう菜の花の川が流れているようでした。
去年は幾度となく水没した川原にめげずに咲く菜の花。そのたくましい生命力に脱帽します。
5月になれば、川原には菜の花に代わりノイバラが咲き乱れる。
トゲに覆われた荒々しい姿とは対照的に清楚な白い花が咲き、辺り一面に爽やかな香りが漂う。
菜の花の写真を撮るとき、ノイバラに目をやった。
台風にも負けず、元気に芽吹いていた。こりゃ今年の5月も楽しめそうだ。
植物達から元気をもらった気がした。
宮原天神花火 [有田]
和歌山県有田市宮原町
天神さんの花火
毎年7月24日にある小さな花火大会。
今年は日曜ということもあってか、例年より人が多いように思った。
うちのチビ達は相変わらず花火の音が大の苦手・・・
夜店で好きなものササッと買ってもらって即帰宅。
ボクは一人寂しく花火の撮影・・・
大勢の家族連れの中で一人撮影することにあまり抵抗が無くなった、
アラフォー不惑目前の夏でした。
稲むらの火祭り [有田]
和歌山県有田郡広川町 稲むらの火祭り
去年、広川八幡神社に写真を撮りに行ったとき、とっても気さくな宮司さんが、
広川八幡神社のことから始まり、広川町全般の歴史について色々教えてくれたんです。
その広川町に対する熱い思いとパワーに圧倒されながら、
宮司さんが特にお勧めしてくれた、この稲むらの火祭りが印象に残り、ずっと気になっていました。
というわけで行ってきました。
町役場前で式典や太鼓演奏などのアトラクションのあと、濱口梧陵翁像の前にて点火式です。
数百人はあろうかという人が松明を持って広川八幡神社まで練り歩きます。
ボクは行列の先頭から撮り、最後の方まで行列が進むと走って先頭まで行き、
また立ち止まって最後の方まで撮るの繰り返し。結構へばりました・・・
長秒撮影で、こんな写真ばかり撮ってました。
でも三脚無しで臨んだため、ほとんど使い物にならず・・・
ところで、この稲むらの火祭りの写真コンテストがあるということで、上の二つ応募したところ、
なんとっ!「広川町長賞」なるものいただきました!
僕個人は上の火が流れてる方が好きなんですが、受賞したのは下の方でした。
写真も好みでだいぶ評価が変わりますから、数打ちゃ当たる方式は未だにボクの中では最強手段ですね(^^ゞ
暑さ寒さも・・・ [有田]
暑さ寒さも彼岸までといいますが、
ようやく朝方は涼しくなったかな?と思えるようになってきました。
昼間はまだまだ暑いですけど。
↑おいしい有田みかん+ニセモノ入り(^^ゞ
今年の有田みかんは、雨不足と異常な暑さにやられて収穫高が落ちるかも知れません。
うちのとなりのみかん畑のあおいみかん達も、所々水不足で裂けたり、日焼けしたりしています。
多分、味は最高に甘くなるかと思いますが、値段が高くなるかもです。
ということで、みかん畑では連日スプリンクラーで水をまいています。
どうか今年もいいみかんができますように・・・
どうでもいいことですが、小さい頃よくみかん畑に入って、
スプリンクラーの水から逃げ回って遊んでました。
最後は必ずスプリンクラーに挟み撃ちにあって、ビッショビショになってしまうんですよね~
あらぎ島キャンドル2010 [有田]
花火 [有田]
写真を撮ってから、パソコンに落とし、整頓し、ブログにアップできるようにするまでに
ずいぶん時間が経ってしまい、結局アップせずじまいになったネタが最近多い(苦笑)
ということで、もうそんなことは気にしないことに決めた。
この写真も8月7日に撮ったものだ↓
湯浅町の花火大会の1シーンです。
今年は家族と行ったので、子どもの体当たりをたまに受けながらの手持ちです(^^ゞ
手ぶれ補正ってスッゲーなあって、改めて思います。
本町トワイライト [有田]
有田市箕島本町
全国的に商店街というのは往年の活気は失われ、
シャッター街と呼ばれているところは数知れず。
この商店街もその例に漏れず、活気は失われ、人通りはほとんど無い。
たまたまここを夜に通ることがあった。
意外に照明が綺麗で、心を奪われてしまった。
ホタルの舞 [有田]
和歌山県有田郡広川町
初めてのホタル本気撮りです(^^ゞ
家族と一緒にホタルを見に何回か行ったことがあるんですが、
そんなときに三脚据えて長秒撮影なんてやると家庭崩壊につながりますから(^^ゞ
まともに撮れないと思いながらも手持ちで撮影・・・なんてやってたわけです。
今年は、4月からまともに写真撮れてないボクを嫁が気遣ってくれ、
初めて一人でホタルの撮影に行くことができた・・・というわけです。
やっぱり、そうそう甘くないなあ・・・ホタルって。
まずピントを合わすのに難儀する。
AFはもちろん役立たず。ファインダーを覗いてもピンの山なんて分からない。
家にある一番明るいレンズの開放近くで撮っているので、当てすっぽうで撮ってもやっぱりぼける。
レンズの距離指標?を見て、ピントを合わせたいところまでのだいたいの距離と合わせて撮る。
これでようよう合わすことができた。
撮影中、車が近くを通るともちろんアウト。
別のホタル鑑賞者が懐中電灯であたりをグルグルしてもアウト(ToT)
初めての撮影で試行錯誤の連続。でも楽しいひとときでした。嫁よ、ありがとう!
この撮影場所、初めて行ったんですが、人が少ないし、車から降りてすぐに見ることができるので、
後日、家族と一緒に行きました。
多分、得意げにガイドっぽいこと言ってたんだろうなあ、ボク。
それでも家族達は喜んでくれました!
ふるさとの夜景 [有田]
ブログのタイトルが思い切りふるさとを意識しているのに、
実は、故郷であり現住地である有田市の写真をあまり撮らない。
風光明媚で有名だった「浦の初島」の地を埋め立てて工場にしたり、
西有田県立自然公園という景勝地に立派な道を通したり、
潤沢な市予算にものを言わせ、開発路線を突き進んだ過去を持つ有田市があまり好きではない。
今となっては、市財政は破綻寸前。
むしろ、隣の有田川町の方が数十年前の有田市のように開発路線を突き進んでいる。
反面教師である有田市の今の惨状を知ってか知らずか、有田川町は嬉々として開発を進めている。
有田市は良くも悪くも、浦の初島を埋め立てて作られた工場、東燃と運命共同体である。
東燃の業績の良し悪しが即、市の財政に反映するのだ。
実は、幼稚園の頃まで私は初島に住んでいた。
幼稚園の仲間の親は、多くは東燃に勤めている。
東燃という会社は、異動で川崎とか、青森とか、遠方へ行くことがある会社だ。
なので、幼稚園の中では和歌山弁よりも標準語が優勢だった。
小学校からは漁業の町、辰が浜に引っ越しした。
和歌山の人ならみんな知ってる、「ころもし、ぼっきんこ・・・」を素で使う所だ。
始め、私はみんなの言ってることが全然分からなかった。
同じ有田なのにこうも言葉が違うものなのか・・・と、カルチャーショックを受けたもんだ。
思えば、この事がきっかけで故郷を意識するようになったのかも知れない。
「開発の象徴」東燃も、「言葉の壁が立ちはだかる」箕島漁港も
自分にとってはかけがえのない故郷なんだが、
ではどちらが本当の故郷なのかというと分からないんだ。
私は未だに、本当に心安らぐ故郷を探し続けているのだ。
これはその東燃の写真である。
恥ずかしながら、この撮影スポットを紀南在住のKETUNORIさんとのぶさんに教えていただいた。
浦の初島と、ライトアップされた石油タンクのコラボレーションも意外といいもんだね。
この写真を撮ることができて、今までよりも少し有田を好きになることができたように思う。