みなべ岩代梅林にて [日高]
昔写真を撮り始めた頃に、この岩代梅林に行ったことがある。
それ以来何回かここに訪れた。
そんな昔に撮った写真を見たくなってパソコンの奥に眠るフォルダを開ける。
きっと昔はうれしがって梅の花のアップばっかし撮ってるんだろうなあと想像する。
今じゃ変にひねてしまって、普通に花のアップを撮るだけじゃ全然もの足らなくって、
普通の梅の写真がほとんど無い
でもまだまだ写真にウブだった頃はきっと梅のアップばっかしなんだろうなあ・・・あれ?
昔も今も、梅のアップなんか撮ってやしない(^^ゞ
要するに、僕は昔からひねてたんですね~
↑ひねてる写真
風早のアメリカ村 [日高]
御坊にちょっと用事があったので、そのついでに寄るところ無いか・・・と考える。
うーん、天気は良いんだけど超風が強い・・・花系は微妙に時期がずれてる。
じゃあ、海を撮ろうと言うことで、何回かは通ったことはあるけど撮ったことはない、
美浜町三尾、通称アメリカ村へ向かいました。
アメリカ村って言っても、大阪のアメリカ村みたいに店も若い人もいません。
見た目は普通の小さい漁村です。
でも、何かアメリカを連想させるものがどこかにあるかも知れない。
そんな期待を込めて、行ってきました。
貝王子 [日高]
私のライフワークは、熊野古道を歩くこと。
とはいっても、伊勢路や小辺路は歩いたことはないんですが・・・
今まで歩いた中でも印象的だったところの一つに「千里王子」があります。
梅で有名なみなべ町にあるのもあって、梅撮るついでに寄ってみました。
ここは別名「貝王子」と呼ばれてまして、すぐ近くの千里が浜に落ちている貝を拾い、
ここにお供えをするわけです。私も、家族分の貝を拾い、お供えしました。
大小色とりどりの貝がお供えされてました。
たまに石が混ざっているのはご愛敬(^^ゞ
貝を拾う場所、千里が浜はその名のとおり、どこまでも続いているかのように長く続く砂浜です。
ここには基本的に道が狭くて車で行くことができない。
たまに熊野古道を歩く方の声や、電車の音が遠くで響くくらいで、
あとはずーーーーっっっっっと海の音を聴くことができる。
その辺がここを好きになった理由ですね。
神仏習合の名残と言いますか、熊野詣では西国33カ所参りと切っても切れない関係にあります。
千里王子は一応「神社」スタイルですが、すぐ近くに千里観音の御堂があり、
その短い参道には33体の観音様が祀られています。もちろん、一体一体西国さんとリンクしております。
きちんと見てませんが、江戸時代の年号を発見することができましたので、
小さいもののそれなりに歴史が刻まれた観音様であることが分かります。
明治より以前は千里王子も、千里観音も一心同体、いわば「熊野教」の宗教施設ともいうべきものだったのでしょうね。
もちろん、千里観音にもお参りして、帰途につく・・・・
あれ?梅の写真は???
曇ってて結局行かずじまいでした(^^ゞ
↓番外編 岩代天神社の近くで寂しそうにしていたワン君です。
ブッサイクな顔でしたが、なかなか愛嬌のあるヤツでした。
白崎珍道中 [日高]
この日は由良町でモデル撮影会があるので行ってみないか?
と誘われ、人生2度目のモデル撮影っすよ。
行ってみるとたくさんの人、人、人!!
たった一人のモデルさんを撮るのにこんなに人おったら撮れやんのとちがう?
と少々不安になる。
そもそも、モデル撮影会のあの独特の雰囲気に未だ慣れていない自分がいる。
だってさ・・・・・・・
こんなんだもん・・・・・・結構引きます。
それに、結構みんな真剣なんですよね。
モデルさんの真ん前に行って広角で何枚も撮るヤツがいたりする。
それもある程度時間が経ってから、みんなに「前へ行きます!」って
声をかけてから行くのがルールらしいけど、そのうちそのルールも破られがちになる。
そうすると小競り合いですよ・・・初めは冗談ぽく
「おっさん撮りに来てんのちゃうろ」 なんて言うてるんですが、
そのうち真剣に怒り出す人も出てくる。
モデルさんに対する要求も細かいです。
「こっち向いて」はもちろん、ポーズの要求とか、
細かいところまで指示され、困惑気味のモデルさん。
声かけした方が良い写真が撮れるんでしょうけどね。
ああ、この駆け引きに全然ついていけません・・・
モデル撮影は、僕のような引っ込み思案な性格は大きなハンデですね。
そのハンデを埋め合わせるべく、せめて無い知恵を絞って、
人が撮らないようなものを撮ろうと、そんなことばかり考えていました。
誰もいないところから撮ってみたり、
魚眼レンズ君にも活躍してもらったり、(上のも魚眼ですね(^^ゞ)
もう昼だ。あれ?
一緒に来た写真サークルの仲間は僕ともう一人を除いてこの場にいなかった。
なんでも、見頃を迎えている水仙を撮りに行ったらしい。
何だよ、僕も行きたかったよ・・・
昼からも場所を変えてモデル撮影があるとのこと。
それも、水仙が咲いているところでやるらしい。ちょうど良かった~
昼の部も終了。終わってみれば、買ったばかりの8GBのメモリカードがほぼ一杯。
D90のRAW撮り中心になってから、パソコンのハードディスクは見る見る写真データに埋め尽くされようとしています。
まだまだ時間があるので、近くの戸津井鍾乳洞と言うところに行ってみた。
ちょっと想像してたのと違うかな・・・
とにかく緑の照明がどぎつくて絵になりづらい・・・
もっとツララみたいなのが垂れていると思ったんですが、
鍾乳洞というよりも洞窟って言った方が良いかも。
ところで、この日は近くで水仙祭なるものが開催されていたようで、
この戸津井鍾乳洞も結構家族連れが来ていました。
一人で来ているのは僕くらいなもんです。
しかも鍾乳洞なだけあって中は狭い。ということで、
三脚おったててムシムシ写真撮ってると、家族連れがこっちへ近づいてくるんです。
当然、向こうは僕に気づかないまま話し声はどんどん大きくなってくる。
「うわっ!ビックリした~」
もうね、みんながみんなこういう反応ですよ・・・
そりゃあ、ビックリするよな。
こんな緑のキモイ空間に、いると思っていなかったオッサンが立ってたら・・・
だからといって、「ここに人いてますよ~」とか声出すのも何だかなって感じだし、
じっくり撮るまもなく出てきちゃいました。
じゃあ、人のいない平日に行きたいとも思うんですが、ここは土日限定。平日は門閉じてるんです・・・
外に出るともう夕方。あかん、急いで水仙撮りに行かねば!
水仙祭が終わった水仙の咲いている場所。
もう、人はほとんどいませんでした。
ここで、かねてから挑戦したかったスポット測光に挑戦です。
mikumanoさんがおっしゃっていたことの「まねごと」をやってみようかなと(^^ゞ
ひとまずスポット測光+Mモードにして水仙の真っ白な花びらに照準を合わせる。
絞りはとりあえずF8あたりで、シャッタースピードを調節して、
露出が+1になるように合わせる。もちろん、+1ってのは適当だ(^^ゞ
何となく白は+露出だっていう聞きかじりでそうしただけである。
ところが、これが思いの外イイ!
構図を変えようと、何しようと、水仙の花びらはキレイに写ってくれる。
もちろん、逆光の空を撮ると真っ白だし、葉の陰なんかは真っ黒だ。
でも、肝心の水仙は曇りでもしない限り白く撮れる。
しかも、この構図だけ少し暗く撮りたい、というなら、ダイアルをコチコチと回して
シャッタースピードを速く調節するだけでいい。
なんか撮影にリズムが出てくる気がした。
だって、撮ってるときピントと構図に集中できるんですから。
mikumanoさんも言ってましたね・・・目からウロコだって。まさにそのとおりでした。
いままでほとんど触ることもなかった測光ボタン。
これからは使う機会が増えそうです!